Sep/7  Clignancourt ( クリニャンクール ) の蚤の市

 

 



今回2つめの蚤の市巡りです。

クリニャンクールの蚤の市はパリの三大蚤の市の中で最も大きな規模です。
Metro 4号線終点のPorto de Clignancourt ( ポルト・ド・クリニャンクール) 駅から
外に出ると蚤の市へ行く人が同じ方向へ歩いていくのですぐにわかりました。
私達も朝一番でその方面へ。

街全体が蚤の市と言っても過言ではないくらいのこの地区は
(パリの外れではありますが)人の流れで活気付いているような気がします。
まだ、朝早い時間に着いた私達は、これからOPENという感じの
開店準備をするお店の人たちを横目に、娘のお目当てのオールドカメラの
お店を地図片手に探しながらドンドン奥へ・・・。

ヴァンブの蚤の市がお昼までなのに対して、クリニャンクールは
毎週末(土・日・月)、朝から夕方まで丸1日たのしめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘が行きたかったオールドカメラの店が何故だかなかなか見つからない〜〜
プリントアウトして持っていったグーグルMAPによると
この辺り↑なんだけどなぁ〜とこのアパルトマンの周りを行ったり来たり・・・
でも何度も何度も廻ってもそれらしいお店はないし、名前の看板も見当たらない(汗)

途方にくれながら一瞬たち止まって3人で地図を眺めていたら
突然、私達の後ろの扉が開いたのでふり返ると
ナント!! 扉から出てきたのは日本人の女性とハーフの可愛いお坊ちゃま!!

なんで日本人ってわかったかというと私達が声をあげるのと同時に
あちらも『あ〜ビックリした〜』と少し関西なまりの日本語だったのです(笑)

こんな所で現地に住む日本人に遭遇してビックリした以上に
扉を開けたらそこに日本人・・・なんて彼女の方が数倍驚いたと思います。
事情を説明してその地図を彼女に見せたところ
『かなりアバウトな地図ね〜これではちょっとわかりにくいよね〜』
とそのカメラのお店は知らないみたいでしたが、彼女は親切に
多分、あのマルシェの中にあると思うよ!! と教えてくれたのでした。


あの一瞬、私達が立ち止まらなければ・・・
そして彼女がパン屋さんに焼きたてのパンを買いに行こうとその扉を開けなければ・・・

偶然の出合いでしたが、パリの片隅で彼女に出会えた事が、心細かった私達に
なにより温かい旅の思い出をこの街に残してくれました。

途中まで一緒に歩きながらブーランジェリーの前で彼女達とはお別れしたのですが

『ねぇママ、どうしたの〜?!』と尋ねるその彼女のちっちゃな息子さんに
『あのねぇ〜、お店を探してたんだって・・・』と語りかけながら
パン屋さんの中へ入っていく後ろ姿が今も思い出されます。

 

 

 

 

 

 

 

それぞれのお店にNOがついた小さなマルシェが集まっています。
ここはアンティークの家具やインテリア用品が中心のお店が連なっています。
それにしても、お店の人がいないお店がいっぱいです(笑)

・・・かと思えばどこか一つのお店にあっちこっちのお店の人が集まって
テーブルを囲んでお客さんそっちのけでワイワイと食事をしていたり・・・
お金儲けの商売ではない事は確実ですね(笑)
本当にのんびりと好きな事をやっている感じが私の理想に近いものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一軒一軒覗きながら見て歩きます。

 

 

 

 

 

 

通りのあちこちに無造作に色々な品物が並べてあるのですが
ガラクタっぽいこうゆうものの中に掘り出し物が・・・
お店の人たちとのやり取りも愉しかったです♪

でも、クリニャンクールの蚤の市はスリが多いので有名なので
日本人は注意!! と教え込まれ
必要以上にがっちり荷物を抱え込んでいる私達は
ものすごい警戒心の塊で逆に怪しい感じ・・・
滑稽に写っていたかも知れませんね〜(笑)

 

 

 

 

 

 

蚤の市のお店が並ぶ街並みに
時々メルヘンな風景が現れます。
どこか不思議な街に迷い込んだかのように
何だかワクワクします。

 

 

 

 

 

 

 

突然こんな物が・・・

 

 

 

 

 

そしてそしてやっと見つけたオールドカメラのお店


Au VieuxFormat

( オー・ヴュー・フォルマ )
Marche Dauphine Stand 187
マルシェ・ドーフィーヌの2F

open 土〜日 10:00〜19:00

<metro> Porte de Clignancourt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



壁にこんな愉しい装飾が施されているので、ついついカメラを向けたくなります。

 

 

 

 

 

 

この左手のお店は日本で発行されている
雑貨の本で取り上げられた
パリのアンティーク文具雑貨のお店なのですが
レジのところにその( 日本の) 雑誌が広げて紹介してあり
私達に気がつくと、『これこれ、日本の本で紹介されたのよ!!』と
とってもうれしそうに声をかけてくれました。
私の友達が持っている本だったので、私達もそれを
見て訪ねて行ったという次第です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



黄色の窓枠とブルーの代車、そして赤と白のメーターBOX

無造作な様で計算された小物の色使いと配色のバランスがニクイ!!
路地裏のこんな小さなスペースまでに
何気ないフランス人のセンスのよさを感じます。

クリニャンクールでは突然雨が降ってきたかと思えば突然いいお天気

・・・なんて

気まぐれなパリの気候故、傘をささないヨーロッパ人たちの
(いい意味で)大雑把さの訳を身をもって体験しました。
一通り蚤の市も堪能したところでランチは小さなお店でパニーニとカプチーノ
とこんな感じで!!

午後からまだ時間があるし
予定外に出来てしまった時間に、急遽3人で相談の結果・・・さてこの先は?!

つづく・・・